ボクが逆流性食道炎と正確に診断されるまでに、3カ月くらいの時間が掛かったのですが、どんなプロセスで診断が下ったのかをご紹介します。
本来なら1カ月くらいで、逆流性食道炎と診断ができるかもしれませんが、逆流性食道炎が治りにくい病気だと分かっていない場合は、ボクと同じように時間が掛かってしまうかもしれません。
逆流性食道炎のプロセスを知ることで、どのタイミングで病院へ行くべきかや、どのタイミングで胃カメラの検査をすれば良いかが分ると思います。
処方された薬を飲んですぐに治れば、胃カメラの検査までする必要はないでしょうが、薬だけで治らない場合は、胃カメラの検査が必要です。
逆流性食道炎は、命を脅かすような怖い病気ではありませんが、放置したままにすると、症状が悪化して最悪の場合、食道ガンに掛かることもあるそうです。
もともと胃が弱い人や、家族に逆流性食道炎の人がいる場合は、ボクのようなプロセスではなく、いきなり大きな病院で検査をした方が良いかもしれませんよ。
それでは、逆流性食道炎と確実に診断されるまでのプロセスをご覧ください。
プロセス1.症状が出る!
まず最初に当然ですが、逆流性食道炎の可能性がある症状が出ます。
具体的には、胸焼け、胸の痛み、のどの痛み、咳、ゲップなどが症状としてあります。
ボクの場合は、胸焼けが最初に出た症状なのですが、いきなり胸焼けをしたからと言って、逆流性食道炎を疑う人は少ないですよね。
胸焼けの原因は、暴飲暴食などがあり、その日だけ胸焼けを起こすことが多いので、しばらく様子を見るのが妥当です。
ただし、ボクと同じように、胸焼けが何日も続くようだったら暴飲暴食が原因ではなく、病気が原因で胸焼けを起こしている可能性を探った方が良いでしょう。
本来なら、胸焼けは食後に起こることが多いですが、ボクの場合は体を横になる寝るときに胸焼けの症状が出ていたので、ちょっと変だと思い始めました。
さらに、胸の痛みと咳が止まらなくなってしまったので、これはちょっとヤバいと感じるようになりました。
プロセス2.ネットで調べる!
数日間、胸の痛みと咳、さらには寝るときに胸焼けの症状が続いたので、とりあえずドラッグストアで以前に買った胃腸薬を飲んでいました。
でも、胃腸薬を飲んでも、胸焼けが治ることはなかったので、ボクと同じような症状の病気がないかネットで調べることにしました。
ボクの症状をネットで調べると、ほぼ逆流性食道炎だと言うことが分かったので、一番の原因である食生活の改善から始めることにしました。
でも、もともと暴飲暴食をしていなかったので、大幅に食生活を変える必要もなく、よくかんで食事を取るくらいしか方法がありません。
他には寝るときの体の位置や背筋を伸ばしたりして、逆流性食道炎を治す努力をしたのですが、あまり効果がなかったです。
さすがに、自分の力だけでは逆流性食道炎が治らないと分かったので、大きな病院へ行くのもありですが、薬を処方してもらえば治ると思っていたので、掛かり付けの病院へ行くことにしました。
プロセス3.地元の病院へ行く!
ネットで知らべて、ほぼ逆流性食道炎だと分かったのですが、完全に直すには病院で薬を処方してもらった方が早いです。
いきなり大きな病院へ行って検査をしてもらうのも良いですが、薬で簡単に治るなら、地元にある掛かり付けの病院の方が早いと思って行きました。
医者が言うには、逆流性食道炎の可能性が高いけど、念のためにと言うことで、肺のレントゲンと心電図の検査をして、特に異常がなかったので、ほぼ逆流性食道炎と言う診断をしてもらいました。
でも、確実に逆流性食道炎かどうかは、胃カメラの検査をする必要があるので、本当ならしっかり検査をした方が良いとのことでした。
掛かり付けの病院で、胃カメラの検査ができれば良かったのですが、小さい病院だったので無理だし、いきなり胃カメラの検査をするほど、逆流性食道炎の症状がヒドくならないとそのときは思っていました。
症状がヒドくなれば、胃カメラの検査も必要でしょうが、薬を飲めば治るはずなので、とりあえず薬を飲んで様子を見ることにしました。
プロセス4.薬を飲んだけど・・・
症状が軽い人なら、処方してもらった薬で治ると思うので、逆流性食道炎の治療はここで終わりです。
でも、処方された薬をすべて飲み終わっても、逆流性食道炎の症状が改善されない場合は、ここで終わりではありません。
ボクの場合も、少しは改善されたのですが、完璧に逆流性食道炎が治ってはいなかったので、薬に限界を感じたのと同時に、本当に逆流性食道炎なのだろうか?と言う不安が出て来ました。
処方されたタケプロンは、逆流性食道炎の薬の中でかなり強い部類らしいので、これで完全に治らなければ、他の病気の可能性だって否定できません。
ここまで来ると、胃カメラの検査をしなければ、症状がさらに悪化してしまうのではと思ってきます。
最初から検査をして、逆流性食道炎かどうかを知りたい場合は、すぐに胃カメラの検査をした方が良さそうです。
プロセス5.胃カメラの検査をする!
薬を飲んでも逆流性食道炎が治らなかったボクは、胃カメラの検査をしてくれる病院を探すことにしました。
胃カメラの検査は、かなり苦しいと聞いていたので、鎮痛剤か麻酔を使ってくれる病院を探すことにして、電車で行ける範囲で見つけることができました。
ボクの勝手なイメージで、病院へ行けばすぐに胃カメラの検査をしてくれると思っていたのですが、実際は、すぐに検査をしてもらえる訳じゃないそうです。
胃カメラの検査をしてもらうまで、約1カ月も掛かるとのことだったので、もっと早く来るべきと反省。
最初の病院とは違う薬を処方してもらって、胃カメラの検査を待つことにしました。
1日に胃カメラの検査ができる人数が決まっているので、人気のある病院では、検査するのに時間が掛かってしまうみたいです。
でも、逆に言えば、人気があるってことは、良い病院の証でもあるので、病院選びの要素に入れても良さそうです。
プロセス6.逆流性食道炎が確定!
新しい病院で処方された薬で、さらに逆流性食道炎が改ざんされたのですが、完治には至らず胃カメラの検査をする日が来ました。
検査自体は、鎮痛剤と麻酔のおかげで、全く苦痛を感じることなく、無事に終わることができたので、胃カメラの検査が怖い人は、鎮痛剤や麻酔を使う病院を探してください。
検査が終わっても、麻酔が効いているから、しばらくリカバリー室で休憩したあとで、医者の説明を聞いたのですが、診断結果は予想通り逆流性食道炎でした。
逆流性食道炎の症状のランクで言うと、初期の方だったので、とりあえずは安心しました。
胃カメラの検査をすれば、すぐに逆流性食道炎かどうか分かるのですが、薬を飲めば治ると思っていたので、正直、ここまですることになるとは想像していませんでした。
これで、逆流性食道炎と診断されたのですが、ここで終わりではなくここから本当の逆流性食道炎の治療が始まるんです。
プロセス7.まだ終わりじゃない!
簡単に説明すると、本来ならこれで終わりなのですが、ボクのような逆流性食道炎の症状が軽い初期のタイプでも、すぐに治らない人がいます。
また、症状がヒドい人だと、5年以上も逆流性食道炎と戦っている人がいるので、逆流性食道炎はとても厄介な病気です。
薬を飲み続けることで、症状をおさえることはできますが、やはり副作用の問題や薬が体に蓄積してしまうことを考えると、薬に頼らない方法が必要です。
また、食べたり飲んだりしてはダメなものや、逆流性食道炎に効果のあるものなど、いろいろと自分の体験談でご紹介するので、見ていただければ幸いです。
逆流性食道炎は、決して治らない病気ではありませんが、人によってはかなり長く付き合うことがあるので、その辺を踏まえて逆流性食道炎と向き合っていきましょう。