熱もない、風邪でもない、それなのに喉の痛みと咳が出て止らなくてツラい。
そんな症状の人がいるなら、もしかしたら、逆流性食道炎の可能性があります。
ボクの場合も、熱が出ている訳でも、風邪をひいている訳でもないのに、喉の痛みと咳が全く止らなかったんです。
もし、症状として、喉の痛みと咳の他に胸焼けや胃痛があった場合は、逆流性食道炎の可能性が高いでしょう。
では、なんで逆流性食道炎になると、喉の痛みや咳が出るのかをご紹介するとともに、正しい改善方法を合わせてご紹介します。
なぜ逆流性食道炎で喉の痛みや咳が出るのか?

ボクの場合は、胸焼けが少し治まった頃に、喉の痛みと咳が頻繁に出るようになりました。
寝ているときは大丈夫なのですが、朝昼晩に関係なく喉の痛みと咳が出るので、苦しくて仕方がなかったです。
胸焼けの症状の他は、熱もないし風邪の症状もなかったので、念のためネットで調べたら、逆流性食道炎の可能性が高会と分かり、とりあえず、病院へ行って診察してもらうことにしました。
病院では、心電図や胸のレントゲンを撮られたのですが、特に異常がなかったので、予想通り逆流性食道炎の可能性があると診断されて薬をもらって終わり。
でも、喉の痛みや咳は、一般的に熱が出たり、風邪をひいたりするときに出るもので、逆流性食道炎とは無縁のような気がするのですが、なぜ、このような症状が出るのでしょうか?
逆流性食道炎は、胃酸が逆流して起こる病気ですが、その胃酸が喉まで逆流してしまうことで、痛みや咳が出ると言われています。
喉は、もともと胃酸に対する防御力を持っていないので、逆流性食道炎で逆流した胃酸が触れてしまうと、炎症を起してしまうんです。
胃酸が逆流したことで、喉が炎症を起こし違和感や痛みを感じて、さらには咳が出てしまうも分かりました。
もし、喉の痛みや咳が止まらない症状が出ているのに、熱もないし、風邪もひいてないし、肺も苦しくない場合は、逆流性食道炎を疑った方が良いかもしれません。
でも、自己判断はとても危険だから、必ず病院で診察してもらうようにしてください。

喉スプレーや喉飴で咳が止まり喉の痛みがなくなる?

逆流性食道炎が原因で、喉が痛くなって咳が出るのは分ったと思いますが、それなら、喉スプレーや喉飴を使えば、痛みが取れて咳が治まる可能性があると思いませんか?
病院でもらった薬の中に、喉の痛みをおさえる薬が入っていなかったので、どちらも全く治まりそうになく、喉スプレーや喉飴を考えてのですが、さてどうなんでしょうか?
まず、喉の痛み取れば、咳も治まると思ったので、喉スプレーを探していたのですが、調べるとアズレンスルホン酸ナトリウムが入ってると効果があるらしいので、「浅田飴 AZ喉スプレー」を購入。
スプレーをすると、喉に当たってヒリヒリするのですが、それはたぶん効いてる証だと思って、1日に4,5回くらいスプレーしたのですが、一瞬は楽になるけど咳が止まることはなく効果はなし。
それどころか、喉のヒリヒリで咳が出てしまい、逆効果になったような気がしますし、喉飴も同じで痛みは少し和らぐけど、ヒリヒリすることで咳を誘発してしまい、こちらも同じように逆効果。
これはあくまでもボクの感想なので一概には言えませんが、逆流性食道炎が原因の場合は、喉スプレーも喉飴も止めた方が良いと思います。
特に逆流性食道炎の症状がヒドい場合は、喉スプレーや喉飴を使ったことでさらに喉がヒリヒリして、症状がさらに悪化するかもしれまんせん。
ちなみに、喉飴は一番効きそうな「龍角散喉飴」を購入したのですが、こちらも大した効果はありませんでした(あくまでも逆流性食道炎の場合です)。
逆流性食道炎が原因で喉の痛みや咳が出る場合、喉スプレーや喉飴は一瞬だけ効果があるけど、すぐに元に戻ってしまうので、あまりおすすめできません。

逆流性食道炎が原因の喉の痛みと咳を止める方法!
喉の痛みや咳が出る原因が逆流性食道炎に関係なく、風邪であれば病院へ行って薬をもらうことが一番ですが、風邪でないのなら改善方法は違います。
2つの症状は、胃酸が食道に逆流して炎症をさせることで起きるから、できる限り胃酸を逆流させないように過ごすしかありません。
他の記事でもご紹介している通り、基本的な逆流性食道炎の症状を緩和させる改善方法を試すことが重要で、寝る際の姿勢には注意してください。
食後や就寝時の際に、体を横にすると胃酸が逆流して食道を炎症させ、喉の痛みや咳が出る原因になってしまうから、状胃よりも食道を高くして寝ましょう。
また、寝返りを打つ際に体が横になってしまうと、こちらも胃酸が逆流して食道を炎症さえる場合があるので、体を横にする際はどちらを下にするかも重要です。
あとは、逆流性食道炎が治るまでしっかり病院から処方された薬をしっかり飲み、症状が治まるのを待つしかありません。
実際にボクも、症状が治まるにつれて喉の痛みの咳が出る症状も良くなったので、逆流性食道炎の基本的な改善方法をすることが大切です。
逆流性食道炎の薬を飲んでも、喉の痛みや咳が出る症状が治まらない場合は、薬が合っていない場合や違う病気の可能性もあるので、不安な人は念のため病院で診察してもらいましょう。

まとめ
喉の痛みや咳が出る病気は、逆流性食道炎の他にも、風邪、急性肺炎、気管支喘息、気道異物、細気管支炎、胸膜炎などが考えられるので自己判断は危険です。
もし胸焼けのような症状と一緒に、喉の痛みや咳が出ているなら、逆流性食道炎の可能性があるので、病院で診察してもらいできれば胃カメラを飲みましょう。
喉の痛みや咳が出ている原因が、逆流性食道炎と分かっても、症状を改善するために喉スプレーや喉アメはあまり効果がないのでご注意ください。
ボクの場合は、今でもときどき喉が痛くなったり咳が出たりするので、完全に逆流性食道炎が治っている訳ではありません。
逆流性食道炎は、完全に症状が治まるまで時間のかかる病気だから大変だけど、元の体に戻れるように地道にコツコツと頑張りましょう。
- 喉は胃酸に対する防御力を持っていないので逆流した胃酸が触れると炎症を起す。
- 逆流性食道炎から起こる喉の痛みや咳が出る症状には喉スプレーも喉飴も効果がない。
- 喉の痛みや咳が出る症状の改善方法は体を横にする際に胃よりも食道を高くする。
- それでも治らない場合は念のために病院で診察をしてもらう。
